ワーママ、私には無理だった。でも、それでいい。

こんにちは、はまなつです。突然ですが、「ワーキングマザー」という生き方について、考えてみました。とりあえず「ワーママ」で検索すると、こんな言葉が続いて表示されました。

  • ワーママ メンタル崩壊
  • ワーママ しんどい いつまで
  • ワーママ ボロボロ

大変な人が多いんだな・・・と、実感しました。もしかしたら、あなたも今まさにワーママとして奮闘中かもしれません。あるいは、これからワーママになる予定の方かも。はたまた、ワーママの大変さを理解したいと思っている方もいるでしょう。

今日は、元ワーママのリアルな声をお伝えしたいと思います。共感できる部分があれば嬉しいです。あなたにとって、何かのヒントが見つかるかもしれません。

目次

ワーママの理想と現実 – 輝かしいはずのワーママライフ、その影で・・・

さて、みなさんは「ワーママ」と聞いて、どんなイメージを持ちますか?

テキパキと仕事をこなし、笑顔で子育てを楽しむスーパーウーマン。それとも、毎日髪をかき乱して、必死に両立しようとする限界ワーママ?

女性の社会進出が進み、共働き世帯が増えている今。一昔前よりは、現実味のあるワーママ像が広まりつつある。でも一方で、「仕事も育児も卒なくこなす」、そんなイメージが未だにつきまといます。

ちなみに私は、「側から見ると卒なくこなすも、中身は余裕ゼロワーママ」でした。

朝は慌ただしく朝食を準備、イヤがる子どもを保育園に送り、仕事へ。仕事中も子どものことが気がかり。たまに呼び出し。帰宅後は疲れていても家事・育児。子供を寝かしつけて残りの家事、明日の準備。仕事の反省、資格の勉強。

こんな生活、想像できますか?実は、厚生労働省の調査によると、子育て世代の女性の約7割が仕事と家庭の両立に困難を感じているそうです。私だけじゃなかったんですね…。

「ワーママは甘えるな」なんて言葉を聞いたことはありませんか?でも、この現実を知ったら、そんなこと言えないはず。本当に大変なんです。

ワーママが直面する主な課題をまとめると、こんな感じ。

  • 時間管理の難しさ(24時間じゃ足りない!)
  • 慢性的な睡眠不足(眠いのに寝られない…)
  • 仕事と育児の両立ストレス(どっちも中途半端?)
  • 周囲の理解不足(「子どもがいるから」って言いづらい)
  • 自己実現とキャリアの悩み(このままでいいの?)

特に辛かったのは、急な子どもの病気。保育園から「お迎えに来てください」の電話。その時の焦りと不安・・・。がっかりしてしまう自分を責めたり。

皆さんはどうですか?

私にはこのようなワーママ生活はできませんでした。でも、それで良かったと思います。むしろ、「無理」だと気づけたことが、新しい人生の始まりだったんです。

「もう無理だ」と感じた瞬間 – 限界を超えたあの日

私が「無理だ」と痛感したのは、あるワンオペ休日のことでした。しかし今思えば、それまでにも伏線のような出来事はたくさんありました。

朝、いつものように起きて朝食の準備をしていると、息子が突然39度の熱を出しました。夫は泊まり勤務で不在。保育園には預けられない。でもその日は、上司に任され、コツコツ準備していた業務の本番。「どうしよう・・・」と頭が真っ白になりました。

結局その日は仕事は休み、看病。先輩や後輩が手分けしてフォローしてくれました。私はそれまで準備したことを発揮できず、悔しい思いをしました。

同じ部署では、時短勤務をしているのは私だけで、周囲はフルタイム。後輩の方が仕事量も多く、「私はもっと効率よくやらなきゃ!休むリスクに備えて、あれもしてこれもして・・・」と、短い勤務時間中、頭はフル回転。

帰宅後も家事に追われ、休日も家事育児に追われ、とにかくやることが多すぎる。

パートナーとの家事・育児分担も大きな課題でした。夫は協力的でしたが、結局のところ時短勤務は私がしているため、大半は私の肩にのしかかっていました。「かあさんがいい!!!」と泣く子どもを前に、夫は手を出せずにいることも…。お母さんっ子の2〜3歳くらいは本当に大変。

職場では、仕事も家庭もうまくやっているように見えていたようです。時短勤務でありながら、キャリアアップのための資格取得を提案されたり、新しい仕事を任されたり。夫が休みの日には、一人勉強時間をもらっていました。

でも体は正直で。
ある休日のワンオペ中に、体が動かなくなったんです。

病院で診断を受けると、医師から「うつ病」と告げられました。初めて自分の限界を認識しました。

この経験は、私だけのものではありません。多くのワーママが同じような苦労を抱えています。待機児童問題や病児保育の不足など、社会システムの問題も大きいのです。

個人の努力だけでは解決できない問題が山積みです。それでも、「頑張れば何とかなる」と自分に言い聞かせ続けてきた私たち。でも、時には「無理」だと認めることも大切なのかもしれません。

FAQ:ワーママが仕事を辞めたいと思うタイミングは?

A: 人それぞれ理由はあるものの、考えられるものとして、

  1. 心身の疲労が限界に達したとき
  2. 子どもとの時間が十分に取れないと感じたとき
  3. 仕事と育児の両立にストレスを感じ続けているとき
  4. 自分や子どもの健康に影響が出始めたとき
  5. 職場の理解が得られず、働きにくさを感じるとき

などが挙げられます。

特に、自分や子どもの健康に影響が出始めたときは要注意です。心身の健康は何よりも大切であり、長期的な視点で自分の人生を考える良いきっかけになるかもしれません。

「無理だった」と感じることは決して恥ずかしいことではありません。むしろ、自分の限界を知り、新たな選択をする勇気につながるのです。

私だけじゃない、みんな悩んでいる

他のワーママの声を探していたところ、私と同じように苦しんでいる人、別の悩みを抱えている人、そして困難を乗り越えた人など、様々な状況の方がいました。

経済的な理由から仕事を続けざるを得ない現状もありました。家計の維持と子育ての両立は、想像以上に大きなストレスとなります。

職場の無理解は、多くのワーママを苦しめています。制度は整っていても、実際の職場環境や上司の理解が伴わないケースは少なくありません。

また、「退職して幸せ」という声がある一方で、「ここで退職するのはもったいない!」という意見も多く見られます。

「仕事を辞めたら、今度は『専業主婦は楽でいいね』って言われる。ワーママも専業主婦も、それぞれに大変さがあるのに…。」

これらの声から分かるのは、ワーママの抱える問題が実に多様だということです。仕事と育児の両立、職場の理解、経済的な問題、自己実現の悩み…。そして、どの選択をしても誰かから批判される可能性があるという現実。

しかし、同時に希望の声もあります。

「会社を辞めてフリーランスになりました。収入は減りましたが、子どもとの時間が増え、仕事のやりがいも感じられています。選択肢は意外とあるものだと気づきました。」

「周りの理解を得るのに時間はかかりましたが、今は柔軟な働き方ができています。諦めずに声を上げ続けることが大切だと思います。」

これらの声が示すのは、「正解」は一つではないということです。それぞれの状況や価値観によって、最適な選択は異なります。大切なのは、自分自身の幸せと家族の幸せをしっかりと見つめ、自分に合った道を選ぶことなのかもしれません。

FAQ:ワーママは月に何回休む?

A: ワーママの休暇頻度は、個人や職場環境によって大きく異なります。一般的には、子どもの急な発熱や保育園・学校の行事で、月に1〜2回程度の休みや早退が必要になることが多いようです。

ただし、これは平均的な数字であり、職場の理解度や保育サポートの充実度、子どもの年齢や健康状態によって大きく変わります。中には月に数回の休暇を取らざるを得ないケースもあれば、ほとんど休まずに乗り切っている方もいます。私の場合、上の子はよく熱を出しますが、下の子は強いです。

重要なのは、必要な時に適切に休暇を取れる職場環境と、それを可能にするサポート体制の存在。柔軟な働き方ができる環境であれば、休暇の頻度を減らしつつ、仕事と育児のバランスを取ることができるでしょう。

ワーママを支えるためにできることについて、複数の視点から具体的に考えてみます。

ワーママを支えるためにできること – 未来のワーママのために

ワーママの抱える問題は個人の努力だけでは解決できません。社会全体で取り組むべき課題です。ここでは、ワーママを支えるためにできることを、個人、企業、社会のレベルに分けて考えてみました。

個人レベルでの取り組み

まず、ワーママ自身ができることから。

自己管理とストレス解消:時間管理術を学び、効率的に仕事と家事をこなす方法を見つけることが重要です。また、瞑想やヨガなどのストレス解消法を取り入れることで、心の健康を保つことができます。

ネットワーク作り:同じ境遇の人とつながることで、情報交換や精神的なサポートを得ることができます。SNSやコミュニティサイトを活用して、ワーママ仲間を見つけましょう。

パートナーとの協力関係構築:家事や育児の分担について、具体的に話し合うことが大切です。「何となく」ではなく、「誰が」「何を」「いつまでに」するかを明確にしましょう。

実は、夫側は手伝いたいのに、どこに何があって今何をすればいいか分からない、結局何もできない、ということも。夫婦協力体制を作るには、情報共有が不可欠です。お互いの性格にもよりますが、基本は察してもらうのではなく、しっかり言語化していきましょう。

企業レベルでの取り組み

企業の理解と支援は、ワーママの就業継続に大きな影響を与えます。

柔軟な勤務体制の導入:在宅勤務、フレックスタイム制、時短勤務など、多様な働き方を選択できるようにすることが重要です。

育児関連の休暇制度の充実:育児休業はもちろん、子どもの急な病気に対応できる看護休暇なども重要です。

ワーママに対する理解促進:管理職を対象とした研修を実施し、ワーママが直面する課題への理解を深めることが大切です。

部署管理職レベルで考えると、ワーママ側の希望だけでなく、周りの社員の声も重要。両者の希望や要望をヒアリングし活かすことで、部署全体としてうまく回せると思います。

社会レベルでの取り組み

社会全体でワーママを支える仕組みづくりも重要です。

保育施設の充実:待機児童問題の解消や、病児保育の拡充。

地域コミュニティの活性化:近所同士で子どもを預け合うなど、地域全体で子育てを支援する仕組みづくりが必要です。

男性の育児参加促進:男性の育児休業取得を推進するなど、社会全体で男性の育児参加を後押しする取り組みが重要です。今後育休の給付金が10割になった後、取得率にどう影響するか、気になってます。

これらの取り組みは、一朝一夕には実現できません。一人一人が声を上げ、少しずつ地道に変化を起こしていくしかないんです。

FAQ:3歳児のフルタイム勤務は可能か?

A: 3歳児を持つ親のフルタイム勤務は確かに大変ですが、適切なサポート体制があれば十分可能です。

  1. 保育施設の選択: 延長保育が利用できる保育園を選ぶことが重要です。
  2. 職場の理解: フレックスタイムや在宅勤務など、柔軟な勤務形態が利用できるか確認しましょう。
  3. 家族のサポート: パートナーや祖父母など、家族の協力が得られるか話し合いましょう。
  4. 緊急時の対策: 子どもが急に熱を出した時などの緊急時の対応策を事前に考えておくことが大切です。
  5. 自己ケア: 自分の時間を確保し、心身のケアを怠らないようにしましょう。

周囲のサポートと自身の工夫次第で乗り越えられるはずです。無理をせず、自分のペースで挑戦してみてください。

ワーママを続ける人、そして別の道を選んだ人、それぞれへのメッセージをお伝えします。

ワーママを続けるあなたへ

毎日の奮闘、本当にお疲れさまです。きっと大変なことばかりだと思います。でも、あなたの頑張りは誰かに見られているんですよ。子どもたちは、働くママの姿から多くのことを学んでいるはずです。すごいことだと思いませんか?

ただ、完璧を求めすぎないでくださいね。「ワーママだから」と無理をし続けると、心も体も壊れてしまいます。私も経験があるんです。時には「できない」と言うこと、助けを求めることも大切だと気づきました。

ある読者から、こんな声をいただきました。 「以前は何でも自分でやろうとしていましたが、今は『できることはやる、できないことは助けを借りる』が私のモットーです。肩の力が抜けて、かえって充実しています。」

なんだか素敵ですよね。皆さんはどう思いますか?

周りの人に頼ることを恥じないでください。そして、小さな成功や喜びを見つけて、自分を褒めることを忘れずに。あなたは十分頑張っているんです!

ワーママを卒業したあなたへ

ワーママを卒業する決断をした勇気に、まず敬意を表したいと思います。それは決して「逃げ」ではありません。自分と家族のためにベストな選択をした結果なんです。私もその決断をした一人ですから、その気持ち、よく分かります。

新しい生活には、新たな課題もあるでしょう。でも、それと同時に新しい可能性も広がっているはずです。以前よりも子どもと過ごす時間が増えたこと、自分自身と向き合う時間ができたこと…。そういった変化を肯定的に捉えてみてください。きっと新しい発見があるはずです。

ある元ワーママはこう語っています。 「最初は社会から取り残されたような気がしました。でも、子育てに専念する中で、新しい自分を発見できました。今は地域のボランティア活動にも参加し、違った形で社会とつながっています。」

とても前向きですよね。皆さんなら、どんな新しい自分を見つけられそうですか?

あなたの経験は、必ず誰かの力になります。ワーママだった経験を活かして、これから挑戦する人たちをサポートする立場になれるかもしれません。そう考えると、ワクワクしませんか?

すべての人へ

ワーママであるかないかに関わらず、私たち一人一人が、より良い社会を作る担い手なんです。そう思いませんか?

子育てをしながら働く人、子育てに専念する人、子育てをしていない人…。それぞれの立場や選択を尊重し合える社会。そんな社会を目指して、私たちにできることがあるはずです。

例えば、職場で働くママたちへの理解を深めること。地域で子育て家庭をサポートすること。政策決定の場で子育て支援の声を上げること。どんな小さなことでも、それが大きな変化につながるんです。

皆さんなら、どんなことができそうですか?ちょっと考えてみてください。

最後に、どんな選択をしても、あなたは十分頑張っているということを忘れないでくださいね。自分を大切にし、時には立ち止まって深呼吸をすること。そして、周りの人への感謝の気持ちを忘れずに。

あなたの幸せが、きっと家族の幸せにつながります。そして、それがより良い社会を作る第一歩となるんです。素敵だと思いませんか?

FAQ:ワーママとして最も大切なことは何ですか?

A: ワーママとして最も大切なことは、自分自身を大切にすることだと私は思います。

  1. 自己肯定感を保つ: 完璧を求めすぎず、自分の頑張りを認めること。
  2. 優先順位をつける: すべてを完璧にこなそうとせず、重要なことに集中すること。
  3. 助けを求める勇気: 一人で抱え込まず、周りのサポートを積極的に活用すること。
  4. 自分の時間を確保: 家事や育児だけでなく、自分のための時間も大切にすること。
  5. 柔軟性を持つ: 状況に応じて計画を変更する柔軟さを持つこと。
  6. 長期的視点を持つ: 日々の困難に一喜一憂せず、長期的な目標を見失わないこと。
  7. 健康管理: 心身の健康を第一に考えること。

私も、最初は何もかも完璧にしようとして苦しみました。でも、『自分にとって何が大切か』を常に問い直すようになってから、心に余裕ができました。完璧なワーママなんていません。自分らしく生きることが一番大切だと気づきました。

ワーママの道は決して楽ではありません。でも、自分を大切にしながら歩んでいけば、必ず道は開けるはずです。

あなたなりのペースで、あなたらしく生きていってください。

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