【ひとりごと4】男性育休 助かる、嬉しい、だけじゃない。

目次

男性育休って、うまく使いこなせる?

男女の性差。
生物学的な、絶対的なこの差を、社会的なもの?に波及させていく動きについて。
そうするメリット、需要、必要性も何となくわかる。
世の中の、様々な分野で男女格差があった。仕事、家事、育児、教育、賃金、社会的地位など・・・

この中で、とりあえず育児について思うこと。今回は男性の育休を考えみました。
一個人として、一母としての考えです。

この差を埋めてもらいたいとは、あまり思わない。特に初めの1年・・・。

どう考えるかは、自分の性格に加え、
周りにいる(or今まで見てきた)男性の性格や考え、
自分が育った家庭環境、
両親や実家との関係 などの影響が大きいと思う。
意見であり正解はない。

育休は誰かに強制されるものではなく、個人で選択できるものであってほしい。

私たち夫婦の育休

1人目の出産は2019年。
迷わず里帰り出産を選択し、生後2ヶ月まで実家にいました。
私は実家の家族や母との関係も良好で、母に色々助けて欲しい、と思っていた。
あと、こういう機会がないと、実家に長期滞在することもないし。
高校時代以来、約10年ぶりの実家・地元生活でした。
この間も色々ありましたが、割愛します 笑

さて、2人目の出産は2年後の2021年。
予定外の新型コロナウイルス流行。
2人目も実家に帰るつもりでしたが、様々な壁が立ちはだかり、断念しました。
しかし一人で2人育児をする自信も勇気もなく・・・どうする・・・

すると、なんと!
夫が育休を半年とることに!半年!!!(私は1年です)
さすがホワイト企業。
上司も同僚も、快く送り出してくれ、
悪く言う社員はおらず(気づかず?)、
復職の際も快く受け入れてくれたとのこと。

その後出世もあり、育休取得による昇進への影響はなかったと思われます。

夫は取得して良かったと言っている。
私も、総合的に良かったと思っている。
この状況で助けがなければ、育児も生活もやっていけなかった。
それこそメンタルがやられていたと思う。
当時2歳のイヤイヤ期息子は手に負えなかったので。

息子も、父親と一緒に過ごす時間が増えて嬉しかったと思う。
母親に甘えられない分も、紛らわすことができたのでは、と。

でも、全てが良かったわけではない。


最大の理由は、私が夫に任せることができなかったから。もちろん私にも非がある。
その結果、お互いにストレスに感じてしまった。

以前、育児本か何かで、妻の愛情曲線?が取り上げられていて、
子どもが乳児期の夫の立ち振る舞い?により、産後、妻の夫への愛情は下がり続けたままになるというのを見ました。
この時期、「育児」に直接的に夫が関わらなくても、うまくいく夫婦はうまくいく。
その逆も然り。
会話とか、態度とか、理解度とか、子どもや妻への愛情とか、
複数の要素があり、育児だけではない、と思います。

で、私たち夫婦は育休を選んだわけですが、
打ち合わせはしていたものの、もっと色々な条件?状況?を考えて、話し合っておかなければならなかったと、少し後悔しています。

後悔ポイントは3つ。

1つ目に授乳について。


私は完全母乳で育てており、授乳=母(私)しかできなかった。
母乳にこだわるなら、搾乳して哺乳瓶で飲ませる方法もありますが、
これまた面倒。そうすると母乳のメリットが薄れてしまう。
私は夫に助けて欲しいのか、助けて欲しくないのか?
そりゃ助けて欲しいけど、自分のやりたいようにやりたかった。
ワガママだったのかな。

で、私が夫に助けてもらうための各種練習を怠ったため、
娘は粉ミルクは飲まず。哺乳瓶も拒否。
無理やり慣れさせるのも心苦しくて、結局母乳。
産後の入院中もミルクほぼなしだったし、受け付けなかったのかも。

私が熱を出して体調を崩しても、授乳は誰にも助けてもらえない。
夫としては手伝いたいと思っていただろうけど、できない状況。
妻は疲れているし不機嫌だし話しかけるのも怖い・・・と思っていた。たぶん。

授乳前のオムツ替えにしても、
(声かければいいだけなんですが)私がやっちゃうので、
夫の出番なし。あ、授乳後のゲップはやってもらってた。

2つ目に、実家の母と夫。

産後、母に1週間ほど来てもらっていました。
こうなると私は、どうしても夫より母に頼ってしまう。
夫としては、育休を取っているのだから、自分に頼って欲しかったと。
母なら、察してやってくれるけど、夫には説明しないといけない。
説明を私が怠ったので 笑、夫婦で気持ちがすれ違う原因になってしまった。


最後に、家事について。


夫が家事を進んでやったらやったで、私が口出ししてしまう・・・
まるで姑の嫁いびり・・・
別に毎日野菜を食べなくても、
洗濯物が多少シワシワでも、
洗い物放置でも、
床が汚くても、
家族の生死にはなんら影響ない。

子どもの服とか寝かせ方とか、気温とマッチしていないと指摘して変えたり。
多少暑くても寒くても死なない。
何であんなにも神経質だったのか・・・

自分では自分のことをサバサバした性格だと思っていたので、
産後といえど、こんなにねちっこくなるとは。驚きでした。
30歳超えて、まだ知らない自分がいたと。

産後って、なんであんな風になるんですかね。いわゆるガルガル期。
ホルモン変動の影響のすごいこと。(全てはホルモンバランスのせいにする・・・)

核家族の時代がそうさせているのか、
情報社会の価値観なのか、
元々の夫婦の関係性とか、性格とか。
色々なものが混ざり合って、こうなっている。

今となっては、そんなこともあったね、で済むんですが、
当時は本当、お互いがストレス。探り合い。
楽しかった思い出ももちろんある。でも、
二人で育児を楽しんでいるとは言えない、険悪な状況も多かったのです・・・

男性育休は、誰の何のため?

男性育休について、制度の詳細は実は調べていません 笑
そもそも、のところがまず疑問だったので。考えがはじめの段階で止まってしまった。

育休を取って家事育児をしよう!と、積極的に取った夫でもかなり苦戦していました。
主にあかちゃんに対してでなく、妻に対して 笑
果たして義務的な育休を取り入れたところで、
どれ位の人が、本当に育児に取り組むのか疑問。
そしてそれにより夫婦間の関係が良くなるかどうか。愛情は回復するのか?

仕事休めてお金は入ってラッキー!育児はお手伝い程度に・・・という人がいても、別にいい。妻も納得していれば。
少子化対策だから、そういう人が2人目、3人目と考えてくれるなら、それは成功といえる。



たまたま見たテレビ番組で男性育休を取り上げていて、
男性が育休を取得しない理由で、第1位はお金の不安と出ていたけど、
これは建前、という夫もいるはず。
新生児の育児や、産褥期の妻に積極的には関わりたくない、という男性の本音もありそう。
私がもし男だったら、関わりたくない派です 笑
必要とされている時は全力で対応するし、困っているなら一緒に考える。
そうでない時はそっとしておく・・・かも。

企業規模やその風土によって、
男性が取ることをよしとしたり、
企業も本人も働くことをよしとしたり、
世間は認めても上司は理解がないとか。
色々ある。
家事・育児は妻の仕事、という価値観は、世の中そう簡単には変わらない。

取得の時期も、乳幼児期に限らず柔軟にするとか。
子どもが親を必要としている時期って、乳幼児期だけではない。
男性、父親なら、学童期以降に必要とされる時期があるのかも、と思う。
小学校入学時、母親が本格的に働き始めるにあたって、家庭で代わりをしてもらうとか。

新しいものには賛否両論がつきもの。
なかなか進まないのが、日本の政治・行政・企業なんだろうなあ・・・

【真面目なママへ】私の経験から伝えたいこと7つ

1.気軽に助けてもらえる・相談できる、頼れる存在が物理的に近くにあること。
身内でなくとも、近くて自分が気兼ねなく頼れるのがポイント。
女性かつ母、かつ実母位の世代ならなお安心感がある。
関係良好なら、自分の母だと気が楽。義理母も良い。

2.自分はどのように育てられたか知る。
30年前の育児は、苦労もあるが適当なこともある。
実母は、私に歯磨きをさせた記憶がないと言っていた。(同居の祖母がやっていたのか?おそらく本当に自分自身でできるまで歯磨きなしでした)
それでも問題なし。私の歯が証明している。

3.自分を休ませてくれる存在、もしくは制度。

4.子育ては教科書通りにはならない、ならなくてもいい。
他人と比較しすぎず、目の前のにいる子どもをみる。
大丈夫と背中を押してくれる存在。

5.母である自分に責任を感じすぎない。

6.子どもと全力で遊ばなくてもいい。
そういえば小さい頃、母と遊んだ記憶はない。高校生以降はよく出掛けるようになったけど。

7.周りの声を悲観的に捉えない。

【子育て夫婦円満の必要十分条件】尊重と感謝。

余談ですが、
夫は、夜中に真横で子どもが泣いていても熟睡できるタイプ。本気で聞こえないらしい。
実父も同様のタイプ。たぶん兄も同じ。
本当に助けが必要な時は、夫が次の日仕事だろうと何だろうと、叩き起こします(そうしてくれ、と本人が言っていたので)

こういうことは、
私だからできる、夫だからできない、という個人的な問題ではなく、
女の遺伝子や母としてのホルモンバランスなど生物学的な影響が大きいはずだと。

擁護するとか、全て理解しているわけではない。
理不尽なことも、感情的なこともします(笑) ただ、
お互いそういう部分がある、と頭の片隅に置いておく。

人間、そんなに進化していないと聞くし。適応と進化は別ですよね?
女性だから得意なものが必ずある。
長らく?男女の分業があり、適材適所なはず。たぶん。
人種、年齢、国民性、その時々 得手不得手ある。差別や対立しては意味ない、違いを認めねば。

男女共同、男女平等、夫婦平等、聞こえはいいけど・・・
お互いの違いを受け入れ、そしてお互いに寛容になる、というのでいいんじゃないか、と思ったりもします。


その代わりというか、
重いものを持ってもらったり、ワガママ聞いてもらったり、
女性として支えてもらうのでいいかなって。
そうすることで、男性側にも良い影響があると思う。
人間って、
「相手を好きだから、助ける」って言うのもあるけど、
「相手を助けたから、相手のことを好きになる」らしい。面白い。

これは古い考え方なのか・・・?
元々昭和的な働き方をしていたので、思考が古い自覚はある・・・








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