プロローグ
『あれ?身体が動かない。私どうなっちゃったの・・・?誰か助けて!』
2人目の育休明け、復職して3ヶ月が経過した頃。夫が仕事で不在の、とある休日午前。
私は2人育児のワンオペ中、うずくまって動けなくなりました。
『どうしよう、午前のおやつと飲み物、準備できない。
おむつを替えることもできない。
ここから動けそうにない。
子どもたち、朝食にパンは食べさせたよな・・・。
おやつはいいとしても、水分だけでも取らせないと。
でも夫は明日の昼まで帰ってこない。
しんどい、しんどい・・・。
どうしたら、どうしたらいい・・・』
それでもまだ、うずくまる。
できない、もう限界だ。
このままでは子どもの命に関わる。
何とかスマホを手にし、夫へSOS。
「私、何もできなくなっちゃった・・・」
泣いていて、何を言っているか分からなかったと思います。
夫は仕事を切り上げ、夫のお母さんも引き連れ来てくれました。
(夫は自宅に着くまで、とにかく3人とも生きていてくれ・・・!と祈っていたそうです。
電話越しの声は冷静に聞こえたので、取り乱さずに対応してくれた夫に感謝です。)
『あと少しで助けがくる。よかった・・・』
とはいえ2時間以上はかかる見込み。
這いつくばってでも食べ物を準備しなければ。
朝食と同じパンを袋から出し、お茶をコップへ注ぎました。
子どもたちはそれを食べていました。
『12時過ぎ、もう昼だけど、何とかなった・・・のかな・・・。』
数時間後、夫とお母さんが乗った車が到着した時、心底ホッとしました。
お母さんの前で、子どもたちの前で、さらに号泣してしまいました。
この日以降、私のうつ闘病生活が始まり、今なお続いています。
でもこの時、電話をかける力が残っていて、
夫に電話できて、そしてつながって、本当によかったと思います。
この時期の話は、辛い、暗い内容になってしまいます。
私にとっても、周りの人にとっても、思い出すのが苦しい時期です。
半年経ってようやく、書けるようになりました。
同じような境遇のワーママ、
現在育休中で復職に不安を抱えている方、
ワンオペ育児でヘトヘトの方・・・
誰かの参考になればと思い、私のうつ病治療経過や、考え方の変化などを綴ります。
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